四苦八苦な日々

人生後半の日常のこと、特別なこと、あれこれ思うこと記してみたいと思います。

落ち込んだ出来事

20代の頃、
旅行で
東南アジアの国へ行ったとき、
自分の無知を思い知った経験がある。


夜、現地ガイドと
知人と私の計3人で
レストランへ行った。


テラス席のようなところで
食事が出てくるのを 待っていると、


5~6歳と思われる少女が
花で作られた
首からかけるレイを持って現れた。


ガイドはそれを買い、
私達にプレゼントだと言って
渡してくれた。


私は御礼を言いながらも、正義をかざし


お店は何故、少女にレイを売ることを許可するのか
あなたは何故レイを買うのか
買ってしまうと、また売れると思って
少女は売りに来る
悪循環にならないか


と言った。


小さな子が夜遅く働く・・・
大人がそんな環境を作ってはいけない
という気持ちからだったと思う。


ガイドは


あの子が持っていたレイは
多分、あの子の母親が作っていて、
あの子は持っているレイを全部売るまでは
家に入れてもらえない
外で寝ることになる
と。


お店もガイドも
小さい子どもが夜遅く働くことを問題だと
思っていないわけがない。
問題は根深い。
そして、
少女にとっては、遠い未来ではなく
「今日」が問題であることが
私には想像できていなかった。


なんてことを言ったのだろうと
自分の見識のなさと短絡的な物言いを
反省した。


自分の正義は自分の知識から成り立つ。


知識が乏しいのに
もっともらしく
正義をかざした自分が恥ずかしく、
今思い出しても、落ち込んでしまう😞