四苦八苦な日々

人生後半の日常のこと、特別なこと、あれこれ思うこと記してみたいと思います。

あなたは誰?と思う時

知人の義理のお父様は、認知症だ。


嫌なことも忘れてるんだし、それはそれで幸せなんじゃないか、という。
表向きそうは言っているが、そうでないことを彼女は知っていると思う。


体が丈夫に動くので病気ではないと勘違いしてしまいそうになるが、
家族も本人も
予想をはるかに超えて辛いのではないかと心配する。



自分が、年を取るごとに、
病気になったら、と想像する回数が増える。


認知症になったら・・・・ある日突然倒れたら・・・・。


認知症のことはよくわからないが、


自分の記憶がどうもおかしい、ということに自らが気付いてしまうのなら


そのときの不安を想像するだけでやるせない。



名前を親しげに呼んでもらっても、その人がわからない。


夫に名前を呼ばれても
あなたは誰?と思う時


夫の名前を呼んでも
どちら様?と聞かれる時


そんな時がきたら、お互いなんて言って笑わせればよいのだろう。